ギャンブルのことは、身近な人へ話さず、全部隠していた。

お金がなくなった後も、考えていたのは「もうやめよう」ではなかった。またお金が入ったらやればいい。そちらのほうが強かった。

話す前は、「またやればいい」と思っていた

当時は、ギャンブルをすること自体が楽しかった。自分にとっては、生きがいに近いものにもなっていた。

だから、お金がなくなったことには困っていても、ギャンブルをやめたいとはあまり思っていなかった。

またお金が入ればできる。今回なくなっても、次がある。誰にも話していなかった頃は、そう考えていた。

話した後、言葉が変わった

その後、ギャンブルのことを身近な人へ話した。

話した後は、「またお金が入ったらやればいい」ではなく、「今回で最後にしよう」と考えるようになった。

身近な人へ話したことは、曲がりなりにも、少しは変わってみようと思えた最初のきっかけだった。

すぐにやめられた、という話ではない。実際には、その後も同じことを繰り返した。もう一度やってしまったことも、一度ではなかった。

話したことと、やめ続けられることは別だった。それでも、話す前と後で、自分が使う言葉は変わっていた。

話した後も、一人の意思だけでは難しかった

だから、私は「家族へ話せばやめられる」とは言えない。

一方で、自分の意思だけでどうにかするのは、私にはかなり難しかった。今は、一人だけでお金を動かさない環境に助けられている。

その具体的な経過は、体験記事「お金を任せるのは、窮屈だった」で書いている。

身近な人へ言えないときは、家族以外の相談先もある

身近な人へ話せない事情は、人によって違う。話すことが安全とは限らない場合もある。

最初に話す相手は一つではない身近な人へ言えないままでも、相談できる入口がある
話せる場合身近な人
家族へ話す前でも公的な相談先

家族へ話す前でも、保健所や精神保健福祉センターなどの公的な窓口へ相談できる。本人だけでなく、家族から相談できる窓口もある。

家族に話せないままでも、相談できる場所はある。最初に話す相手は、身近な人だけに限られない。