借金を身近な人へ話したあと、最初に話したのは返し方だった。

返済の枠を決め、お金の管理も任せた。それから、返済を始めた。

けれど、返済を始めた後にも、私はまたギャンブルをした。そこから、身近な人との話は、借金がいくらあるか、どう返すかだけでは終わらなくなった。

最初は、借金をどう返すかが中心だった

返済の枠を決め、私はお金を一人だけで動かさないようにした。身近な人に管理を任せ、入ってきたお金を返済へ回した。

最初に決めたのは、借金の残高を減らすための返済と、日々のお金の動かし方だった。

返済を始めた後にも、またやった

それでも私は、返済している途中でまたギャンブルをした。

やってしまったことを身近な人へ伝え、その都度、返済やお金の管理について話し直した。それを何度か繰り返した。

けれど、借金の残高と返し方だけを話していても、私たちは同じところへ戻るようになった。

話の中心が、繰り返していること自体へ変わった

何度か繰り返した後、身近な人との話は、返済額や返済期間だけではなく、私がギャンブルを繰り返していること自体へ変わった。

借金の数字は、現実として残っていた。返済も続けていた。でも、数字を減らす話だけでは、返済中にもまたやった事実を外せなかった。

借金額を説明し、返し方を決めるだけでは足りなかった。ギャンブルを繰り返している私自身のことも、身近な人との話に出てくるようになった。

話が変わっても、すぐに全部が変わったわけではない

話の中心が変わったから、その日からギャンブルをしなくなったわけではない。

身近な人がお金を管理すれば止まる、借金について話せば止まる、と一般化することもできない。関係や暮らしの状況は人によって違い、身近な人へ話すことが安全とは限らない場合もある。

私の経験として言えるのは、返済を始めても繰り返したことで、借金の額だけでは話が終わらなくなった、ということだ。

本人も、身近な人も、相談先を確認できる

本人と身近な人だけで話し続けることが難しいとき、公的な相談先がある。

厚生労働省は、保健所と精神保健福祉センターで、ギャンブル等依存症について家族からの相談も扱うと案内している。相談方法や受付条件は窓口によって異なる。

本人か身近な人のどちらが先でも、地域の保健所または精神保健福祉センターについて、現在の相談方法を一つ確認できる(公式サイトを新しいタブで開きます)。