ギャンブルの問題で病院へ行くと、最初に何を聞かれ、何を話すのか。行ったその日に、何かが変わるのか。

私は、自分で医療機関を探して受診を決めたわけではなかった。家族へギャンブルと借入れのことを打ち明けた後、医療機関につないでもらった。

初診で私がしたのは、これまでの経緯、当時の借金と生活の状況、これからどうするつもりかを話すことだった。

家族へ打ち明けた後、医療機関につないでもらった

結婚式のために家族が用意してくれたお金を、私はギャンブルに使った。

それ以前に家族への大きな返済を終えていたが、その後も別の借入れを続けていた。この出来事をきっかけに、ギャンブルと借入れの状況を家族へ話した。

そこから家族に行くよう強く勧められ、医療機関へつないでもらった。私の感覚では、自分から積極的に病院を探した受診ではなかった。

初診では、過去と今の状況を話した

私の記憶では、初診は、これまでのことを話す時間が中心だった。

どのようにギャンブルを続けてきたか。今どれくらいの借金を抱え、どのような状態にいるか。これからどうしていくつもりか。私は、自分にギャンブルの問題があると考えていることも伝えた。

私の記憶に残っているのは、過去と現状を順に言葉にする時間だったということだ。

受診直後には、大きな変化を感じなかった

受診直後の正直な感想は、「行っても行かなくても、変わらないのではないか」だった。

一度、自分の経歴や状況を話しただけで、生活や考え方が大きく変わった実感はなかった。今振り返っても、この受診だけをきっかけに自分が変わった、とは思っていない。

これは、私が受診したときの経験と、その直後の受け止めである。ほかの人が同じ内容を経験し、同じように感じるとは限らない。この経験だけで、医療機関全体や受診の意味を判断することもできない。

初診の内容は、受診先へ確認する

厚生労働省は、保健所、精神保健福祉センター、依存症相談拠点などを相談先として案内している。依存症対策全国センターの検索ページでは、ギャンブル等依存症に対応する相談窓口や医療機関を確認できる。

受付方法、予約、初診で相談できる内容は、医療機関ごとに異なり、変更されることがある。受診を考える場合は、候補の公式ページか電話で、現在の初診方法と「初診で何を相談できるか」を一つ確認できる。